Quantcast
Channel: ハッカドール(Hackadoll) 公式運営ブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 450

中国出身の生粋のオタク達が作る「崩壊学園」。秋葉原のオフィスに訪問してみた

$
0
0
今回は全世界で2000万ダウンロードを達成し、現在『ハッカドール』と絶賛コラボ中のスマホ向けアクションゲーム『崩壊学園』の日本での運営を行うmiHoYo社にお伺いしました。

miHoYo社の日本法人で『崩壊学園』の法務・知財を担当する李衡達さんにインタビュー取材を行ったので、その内容をお届けします。

■日本法人のミッションは「miHoYo」の名前を広げること


miHoYo社は秋葉原の中央通り沿い、末広町の駅すぐ近く。電気街が目と鼻の先の、オタクの人なら誰もが羨む好立地ですね。いつでもゲームやマンガが買いに行けてしまいます、本当に羨ましい!

miHoYo社 『崩壊学園』法務・知財担当 李衡達さん
▲知財を担当する李さん

――本日はよろしくお願いします。まず最初に気になっているユーザーの方も多いと思いますので、「miHoYo」という社名の由来を教えてください。

李衡達さん(以下、李):よろしくお願いします。社名についてですが、特に大きな意味はないんですよ(笑)。弊社のスローガンにもある「tech otaku save the world」(技術的なオタクは世界を救う)が中心にありますので、感覚的ではあるのですが萌え感が強くてオタクっぽい「み」(mi)を頭文字とし、「Ho」と「Yo」を、経営者2人の名前から取っています。発音も悪くないので「miHoYo」という社名が採用されました。

――そうだったんですね(笑)。『崩壊学園』というコンテンツは、中国の本社が開発を行っているという認識でよろしいでしょうか。

:そうですね。中国本社の方で開発を行っています。日本法人である我々は、日本での広告・宣伝や運営全般を任されているという形です。
もう少し具体的に言うと、『崩壊学園』というゲームと「miHoYo」という社名を日本の方々に知ってもらいましょうというところからスタートし、通常の日本のアプリの宣伝ルートとは異なるルートの宣伝方法を模索して効果測定もしつつ、認知度を上げる努力をしています。立ち上げ当初はリソース的に出来なかったことも、現在は人員を増やしつつ少しずつ進めています。
例えば、グッズ展開も考えていて、そういった形でも日本のみなさまに弊社のコンテンツを知ってもらえればと思っています。

『崩壊学園』のグッズ展開などを語る、李さん

●はじめてのコラボが『ハッカドール』

――認知度を上げていくという点を含めまして、今回の『ハッカドール』とのコラボのお話をさせていただいた時の印象はいかがだったでしょうか。

:今回のコラボにつきましては、とてもありがたいお話で、日本でリリースされて1年半程経つのですがコラボは1度もしたことがなかったんです。お話をいただいたときに「これはやらなければいけないんじゃないか!」という使命感みたいなものが湧いてきて、ほぼ協議せずにコラボを決定させていただきました(笑)。
また、DeNAさんはゲーム運営に関して実績を持ってらっしゃるので、いろいろと勉強できるんじゃないかという期待もあり、今回のコラボが実現したという流れになります。女の子しか出てこないゲームなので、3号ちゃんが男の娘という設定も非常にありがたかったですね(笑)。

■中国の「アクションゲーム人気」を日本へ輸出

――中国でもアプリのゲームは流行っているのでしょうか。

:はい、この3、4年間は非常に盛り上がっています。中国を皮切りに日本や東南アジア、韓国や台湾でのリリースも果たしまして全世界で累計2000万ダウンロードを達成いたしました。現在は、欧米などへ少しずつ進出しているところです。

――現在のところはアジアを中心に展開しているということですが、『崩壊学園』の中で"ここに1番こだわっている"というところはどこでしょうか。

:1番はやはりアクション要素です。今はいろいろなジャンルのソーシャルゲームやアプリがリリースされていますが、その中で特にアクション要素を強調しているものが少ないように思うんです。人気ジャンルとして挙げられるのはRPGやカードゲームですよね。なので、私たちが1番力を入れたいところは、その中でちょっと異質なアクション要素を強調したサービスやコンテンツを提供するということだったんです。

ゲーム習慣も日本と中国では多少異なっていて、おそらく日本の方々はシミュレーションゲームやロールプレイングゲームが好きなジャンルなんじゃないかと思うんですね。しかし、中国ではアクションゲームの人気が高いです。この『崩壊学園』をきっかけに、日本でもアクション要素の強いコンテンツが人気が高まるんじゃないかという期待があって、日本でも『崩壊学園』をリリースしました。

――日本だと、簡単でシンプルなものが流行っていて、そこにアクション要素のあるゲームが入ってくると「難しいんじゃないかな」という印象を持ったユーザーが多かったと思うんです。私もその1人だったのですが、実際に遊んでみると難しすぎない適度なアクション性だったので、その点が日本でも人気を得ている理由なんじゃないかなと思うのですが、いかがでしょうか。

:アプリゲームであるという性質は今おっしゃいました"手軽さ"にあると思っています。『崩壊学園』は片手でのプレイこそできないものの、手軽に遊べるコンテンツであることは確かなので、日本でも喜んでもらえるんじゃないかという期待もありました。やり込み要素も用意したので、日本のアプリの運営方法とはちょっと違ったやり方でコンテンツを提供できているんじゃないかと思います。

――ゲームをプレイしてみると、序盤に「デザートイーグル」という実銃の名前がついた拳銃が出てきて「おー!」と、ちょっと嬉しい気持ちになったのですが、製作スタッフの中にガンマニアの方がいらっしゃるのでしょうか。

:私は本社の制作スタッフの人たちと接する機会が多いのですが、仕事場にモデルガンなどを持ってきて置いている方もいました(笑)。ゲームを制作するという以前に、みんなゲームマニアなんですよ。なので、例えば以前中国で流行ったFPS『ハーフライフ』(Valve Software)というゲームでの思い出を、この『崩壊学園』に込めるといった感覚でそれぞれの好みを少しずつ反映しながら制作しているという部分もあります。

――そうなんですね! 李さんご自身は、どんな作品がお好きなんですか?

:ずっと好きなタイトルは『スーパーロボット大戦』シリーズです。任天堂さんのゲームが昔から好きなので『ファイヤーエンブレム』シリーズや『マリオ』『ゼルダ』なども遊んでいました。
冨野さんの『機動戦士ガンダム』や高橋監督のロボットアニメなどは人生レベルで影響を受けました。

●さまざまなジャンルを好むスタッフ

:ちなみに、弊社は特定のジャンルのオタクが集まっているというよりも、美少女好きだったり私のようにロボットが好きだったりと、様々なジャンルの趣味を持った人が集まっています。『STEINS;GATE』や『戦国無双』などのゲームが好きな人もいれば、『Winning Eleven』や『ソウルキャリバー』などは社内で対戦しているという人も見かけますよ。弊社の宣伝プロデューサーの陳は古いオタクなので、サイバーフォーミュラなどのセル画時代の作品が好きみたいですね。

――普段はどんな雰囲気でお仕事をされているのでしょうか。

:ピリピリして緊張感がある雰囲気ではないですね。アルバイトさん含めて5名で運営しているのですが、それぞれが自分のペースで仕事をこなしていくという感じで、完全に個人に任せています。

miHoYo社オフィス1miHoYo社オフィス2
▲『結城友菜は勇者である』や『ラブライブ!』『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』など、さまざまな作品のタペストリーやグッズなどが並ぶオフィス。

――App StoreやGoogle Playのランキングで上位に入ることもあるタイトルの運営を、5名でやっているというのはすごいですね。

:こう言うと自画自賛のように聞こえるかもしれませんが、『崩壊学園』という作品のクオリティ自体が高いので、5名でも運営していけているというところはあると思います。なので、中国本社の功績はとても大きいのではないでしょうか。

■イベント参加やメディアミックスへの狙いも

――もっと「miHoYo」という会社や『崩壊学園』というゲームを知ってもらうための展開としては、今後どのようなものをお考えでしょうか。

:『崩壊学園』に面白い機能を追加することや、今回のようなコラボレーション「コミックマーケット」のようなイベントへの参加などが視野に入っています。また、ゲーム内の音楽については大変好評をいただいておりますので、サウンドトラックは出したいなと思っています。そこからコミック化やアニメ化などにも広がっていけばいいなと思っています。アニメ化はこれも我々にとっては悲願ですので、機会があればぜひチャレンジしたいです!

――それでは最後に、まだ『崩壊学園』を遊んだことがないハッカドールユーザーに向けてひと言お願いいたします。

:『崩壊学園』は中国で作られたゲームですが、日本のユーザーのみなさまに合うよう、改善や調整をさせていただいております。ユーザーのみなさまからいただいた声も本社の方に報告して、よりよいコンテンツ・サービスをご提供できるようにがんばっておりますので、ぜひ一度遊んでみていただけると嬉しいです! よろしくお願いします。

ハッカドールユーザーに向けてひと言

超美少女がゾンビを倒していくアクションゲーム!

主人公・キアナ以外は全員ゾンビ! そんな世界で生き残りを賭けてゾンビを倒していくアクションゲームが『崩壊学園』だ。かなりキュートなゾンビたちがさまようステージをバットや銃などから好みの武器で攻略していこう!

『崩壊学園』 Loding画面『崩壊学園』 戦闘画面


▼「崩壊学園」のDLはこちら
App Store 崩壊学園Google Play 崩壊学園

(取材・文:ライターI/編集:ハッカドールチーム)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 450

Trending Articles